印刷物のサイズはJIS P0138によって「紙加工仕上げ寸法」として以下のように規格されています。
雑誌や書籍などもこの規格を基準としたサイズも多く、参考データを以下にまとめてみました。
印刷物のサイズ
サイズの分類
印刷物のサイズはA判とB判の2種類に分類され、それぞれA0サイズとB0サイズが基準になっています。数字が大きくなるほどサイズが小さくなり、A1はA0の半分、A2はA1の半分といった風になっています。(半分にした際の小数点以下は切り捨て)
サイズの由来
A判シリーズのA0サイズ面積はちょうど1㎡になっています。また各判サイズは互いに相似の形状とするため「長辺:短辺 = √2:1」とされており、面積1㎡の紙をこの条件に当てはめ上記の1,189×841mmが基準のA0のサイズとなっているわけです。
ちなみにB判シリーズはA判シリーズの1.5倍サイズであり、B0の面積が1.5㎡となっています。
全ての判は相似の形状のため、A判シリーズのサイズが分かっていれば、辺の長さに1.225倍(1.5倍の平方根)を掛けてあげればB判の辺の長さも求めることができますね。
書籍などのサイズ
よく使われるサイズとしては、主に以下の通りです。
・A4判 297×210mm
・B5判 257×182mm
・A5判 210×148mm
・四六判 188×128mm
・B6判 182×128mm
・新書判 179×105mm
・文庫判 148×105mm
ハードカバーの場合は上記寸法+6mm程度サイズが大きくなります。ブックカバーの作成においてはこのサイズも想定してサイズを決める必要がありますので注意が必要です。
本の長辺/短辺サイズ、ハードカバー有無、厚みなどを考慮して設計しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は印刷物、本のサイズ情報などをまとめてみました。A4やB5サイズなどは印刷物やノート、書籍などでよく目にするサイズかと思います。
A4サイズだけでもサイズを頭に入れておくとなにかと役立つこともありますので覚えておいて損はないかと。(寸法を図りたいが物差しがない場合などノートを基準にざっくり長さを図ったり..)
ブックカバーやステーショナリーケースなどを設計する際にもその他の判サイズも必要になってきますので参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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