レザークラフトを始めると、革に穴を開けるための工具がいくつも登場する。その中でも特に使用頻度が高いのが「ハトメ抜き」だ。ハトメを取り付ける前に、革に丸い穴を開けるための専用工具で、作品の仕上がりを左右する重要なアイテムである。しかし、この「ハトメ抜き」を英語で説明しようとすると、意外と迷ってしまう人が多い。
実は、ハトメ抜きに対応する英語表現はいくつか存在し、用途や構造によって使い分けられている。本記事では、海外のレザークラフトショップや工具メーカーが実際に使っている英語表現をもとに、「ハトメ抜き」を英語でどう表現するのが自然なのかを詳しく解説する。
■ ハトメ抜きの英語は “hollow punch” が最も近い
結論から言うと、日本語の「ハトメ抜き」に最も近い英語表現は “hollow punch(ホローパンチ)” である。
“hollow” は「中が空洞の」、 “punch” は「打ち抜く工具」 という意味を持つ。
ハトメ抜きは筒状の刃で革を丸くくり抜く構造になっているため、この “hollow punch” という名称が工具の形状を最も正確に表している。
海外のレザークラフトショップでも、
- leather hollow punch(革用中空ポンチ)
- hollow punch set(中空ポンチセット) といった表記が一般的だ。
■ “grommet hole punch” もよく使われる
ハトメを取り付けるための穴を開ける工具であることを明確にしたい場合は、 “grommet hole punch” という表現が使われる。
“grommet” は「ハトメ」そのものを指す英語なので、 「ハトメ用の穴あけ工具」 というニュアンスになる。
特に、ハトメのサイズに合わせた専用ポンチを販売しているメーカーは “grommet hole punch” と表記することが多い。
■ “hole punch” は最も一般的な総称
さらに広い意味で、穴を開ける工具全般を指す “hole punch” という表現もよく使われる。
- leather hole punch(革用穴あけポンチ)
- round hole punch(丸穴ポンチ)
など、用途や形状を補足することで、ハトメ抜きも自然に含まれる。
ただし “hole punch” だけだと、紙用のパンチやベルト穴あけ工具なども含まれてしまうため、文脈によっては少し曖昧になる。
■ 3つの英語表現の違いをまとめると
| 日本語 | 英語 | ニュアンス |
|---|---|---|
| ハトメ抜き(工具の形状を指す) | hollow punch | 最も正確で専門的 |
| ハトメ用の穴あけ工具 | grommet hole punch | 用途が明確 |
| 穴あけ工具全般 | hole punch | 一般的で広い意味 |
レザークラフトの文脈であれば、 専門的に説明したい → hollow punch ハトメ用と強調したい → grommet hole punch ざっくり説明したい → hole punch という使い分けが自然だ。
■ 海外のレザークラフト動画でよく使われる表現
YouTube の海外クラフトチャンネルでは、以下のような表現がよく登場する。
- “Use a hollow punch to make a clean hole.” (きれいな穴を開けるために中空ポンチを使います)
- “I’m using a 4mm grommet hole punch.” (4mm のハトメ用ポンチを使っています)
- “Punch the hole before setting the grommet.” (ハトメを取り付ける前に穴を開けます)
これらの表現を覚えておくと、海外のチュートリアル動画が格段に理解しやすくなる。
■ ハトメ抜きの語源的な面白さ
英語の “punch” は、もともと「突く」「打つ」という動作を表す言葉で、工具名として使われるようになったのは産業革命以降とされる。 一方 “hollow” は「空洞の」という意味で、工具の構造をそのまま表している。
つまり “hollow punch” は、 「中が空洞の打ち抜き工具」 という非常にシンプルで機能的な名前なのだ。
日本語の「ハトメ抜き」が、ハトメを取り付けるための穴を“抜く”という動作から名付けられているのに対し、英語は工具の構造を重視している点が興味深い。
■ まとめ:ハトメ抜きは “hollow punch” と覚えておけば間違いない
レザークラフトで使う「ハトメ抜き」は、英語では主に以下の3つで表現される。
- hollow punch(最も正確)
- grommet hole punch(用途が明確)
- hole punch(一般的な総称)
特に “hollow punch” は海外でも広く使われており、工具の構造を正確に表すため、最も適切な英語表現と言える。
英語の名称を知っておくと、海外の工具レビューやクラフト動画、海外通販サイトでの買い物がぐっとスムーズになる。 レザークラフトをより深く楽しむためにも、ぜひ覚えておきたい言葉だ。



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