1号=0.3mmです。
号表記とmmの対応表とハトメ抜きに関する情報を以下にまとめました。ハトメの名前の由来や歴史も紹介していますので興味があれば是非ご覧ください。
ハトメ抜き サイズ一覧
ハトメ抜きとは
バネホックやジャンパーホックの取り付け時に下穴をあけるための道具です。
先端が筒状になっており、木槌やハンマー等で革に押し付けてせん断力によって穴をあけます。
あけた穴が鳩の目のように見えることからこの穴のことを「ハトメ穴」、ハトメ穴をあけるための道具を「ハトメ抜き」と呼ばれています。
また、このハトメ穴に取り付ける金属製やプラスチック製のリングを「ハトメ」と呼びます。
ハトメとカシメの違い
ちなみに”ハトメ”と”カシメ”と似たような材料の名前がありますが、以下のような違いがあります。
ハトメ:リング状の形状をした部材。穴部分の補強ができ、中央部はキーホルダーや紐などを通すことができる。
カシメ:ボタン状の形状をした部材。主に二つの革パーツを結合するために使用する。
いずれも取り付ける際にハトメ抜きによる下穴加工が必要です。
一覧表
一般的なハトメ抜きサイズの一覧表です。
1号=0.3mmのため、単純に号数に×0.3すればmmに換算できます。
種類が様々あり、最初はどのサイズを購入すればよいか迷ってしまいます。
初めて購入するのであれば、7号/10号/12号/15号の4本があればバネホックやジャンパーホックの取り付けで困ることはほぼなくなるので、まずはこのサイズを準備しましょう。2,000円ちょっとで揃えることができます。
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ハトメ抜き 12号 ブラックメッキ 3.6mm【メール便選択可】 [協進エル] レザークラフト工具 ハトメ抜き 穴あけ工具 価格:572円 |
ハトメ抜き 15号 ブラックメッキ 4.5mm【メール便選択可】 [協進エル] レザークラフト工具 ハトメ抜き 穴あけ工具 価格:572円 |
また、ファスナー用の長穴をあける際にハトメ抜きを使用することで、曲線部分を容易にカットすることができます。その場合は100号など大きいサイズのハトメ抜きが必要となります。
参考までにリンクを載せておきますが、サイズの大きさと比例して高額になってきますね。。頻繁に使用するようであれば購入を考えてもよいかもしれませんが、購入の優先度は低いでしょう。(私はもっていません..)
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その他ハトメ穴を開ける道具
ハトメ抜きを使用して穴をあけるためには木槌やハンマーなどでハトメ抜きを打ち付けます。その際大きな音が発生するため、マンションやアパートなどの場合は夜間に行うと周囲の迷惑となってしまうこともあります。
そこで以下の道具を使用することで大きな音や衝撃を発生させることなくハトメ穴をあけることができます。
ハトメパンチ
ペンチのように革を挟み込み、ハンドルを握りこむことで革にハトメ穴をあけます。この道具を使えば強い衝撃が発生しないため、大きな音が鳴ることなく作業を行う事ができます。
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ハトメスクリュー
ドライバーのような形状をしており、持ち手を握って革に先端を押し込むことで刃のみが回転し革にハトメ穴をあけます。ハトメパンチと同様に強い衝撃の発生が無く、とても静かに穴をあけることができるため夜間でも気にせず使用することができます。
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ハトメの歴史
ハトメにはかなり古い歴史があり、紀元前に遡るといわれています。当時から革製品や靴など身近なところに使われていたようです。
- 古代ローマ: ハトメの起源は古代ローマに遡ります。ローマ時代には、革製品や布地を補強するために金属製のリングや目打ち(アイレット)が使用されていました。これらは主に軍服や靴、帆布などの製作に利用されました。
- 中世ヨーロッパ: 中世ヨーロッパでは、ハトメが衣服の製作に使われるようになりました。特に、重要な衣装や甲冑などの装備品にハトメが用いられました。
- 産業革命以後: 産業革命の進展に伴い、製造技術が発展しハトメが大量生産化されました。これにより、衣服の製造プロセスがより効率的になりました。
- 現代: 現代においては、ハトメは様々な分野で使われています。洋裁や革製品の製作、帆布製品、DIYなど幅広い用途があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はハトメに関するサイズ情報や雑学を紹介しました。
- ハトメ抜きとはバネホックやジャンパーホックの取り付け時に下穴をあけるための道具
- 号の数字を0.3倍すればmmに換算できる
- ハトメパンチやハトメスクリューを使用することで大きな音の発生無く作業可能
レザークラフトにおいて必須の道具となりますので、あけたい穴サイズや状況に応じて適切なサイズ、道具を選定してみてください。
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