【無料型紙】レザークラフト用型紙設計 TUMIかばんの持ち手

今回設計するのはTUMIのかばんの持ち手です。持ち手は様々な種類がありますが、今回紹介する型紙形状を参考にすれば色々と応用できるようになります。

最後に型紙のダウンロードリンクも載せているのでもしかばんの持ち手を自作したい!という方の参考になれば幸いです。

完成品

こちらが完成品です。
今回はTUMIのブリーフビジネスバッグの持ち手について型紙を設計してみました。
(設計というよりは、実際のサイズをトレースして作図しただけですが。。)

こちらのメーカーのかばんは本体が非常に丈夫で持ち手側が先に限界に来てしまいました。8年くらい使っていますが、本体は全く問題なく使えています。

収納も使い勝手がよくまだまだ使っていきたいので最初はメーカー修理に出そうかと思いましたが金額を調べると1万円程度かかる場合もあるらしく。。私はリメイクを決意しました。

採寸

まずはボロボロになった持ち手を分解して形状を分析して採寸していきます。

持ち手をばらすとこのような形状になっていました。(実際の持ち手画像を取り忘れたので図で説明します)

左右の高さが低くなっている箇所がかばん側のリング部分に取り付けるための部分です。
また、上半分は折りたたんで中にウレタンフォームを収納するための折り返し部分になっていました。

下図の緑色のラインの箇所を折り曲げることになります。
左右部分を折り曲げてかばん側の金具に取り付け、上下に折り曲げて間にウレタンフォームを挟み込むカタチです。

D寸法を調整することで持ち手の長さを調整でき、AとB寸法を調整することで持ち手の幅(太さ)を調整することができます。

また、CからD寸法を引いた両端部分は折り曲げて縫い付けることになります。この両端部分を長くとることで縫い合わせる距離が長くなり、根本部分の強度を上げることができます。

この折り返しはかばんの重量を支える部分になりますので持ち手で一番負荷がかかる部分です。製作時の内容にはなりますが、完成品は下図のように補強材を入れて縫い付けることで強度を上げる工夫をしています。

A~Fの寸法を実測していきます。

A:80mm、B:40mm、C:460mm、D:360mm、E:60mm、F:35mm
(長年使用してきたからか、寸法が中途半端だったのでキリの良い数字に調整しています)

今回はこれまでと使用感を変えたくなかったため、オリジナルと同じ上記の寸法としました。

なおR形状部分(下図の赤丸箇所)は計測が難しかったため、図面上でバランスを見ながら調整します。

型紙完成(ダウンロードはこちら)

完成したものがこちらです。

A4サイズで印刷できるようにパーツを二つに分割しました。

型紙製作時は中央のライン部分を合わせて厚紙に貼り付けてカットして使用します。

↓↓PDFダウンロードはこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はTUMI製のかばん持ち手の型紙を設計してみました。

こちらのメーカーの持ち手サイズは共通なものが多いかと思いますが、サイズが違う場合でも実測して寸法を見直すことで様々なサイズに応用できると思います。
サイズ感を調整してあげればTUMIに限らず色々なビジネスバッグに流用できるかと思います。

「持ち手がくたびれてきたけど本体はまだまだ使えそう。。持ち手を作ろう!」と製作意欲の溢れた方の参考になれば嬉しいです!

↓↓↓製作手順はこちら

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